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2024.04.26
オアログ

「キシリトールガムで虫歯予防!唾液の力を活用しましょう」

こんにちは、長野市の歯科医院デンタルクリニックオアシスの歯科衛生士主任、相沢です。今日は、虫歯予防に効果的なキシリトールガムのススメについてお話しします。キシリトールと唾液の驚くべきパワーを利用して、毎日の虫歯予防に役立てましょう。

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キシリトールとは何か?
キシリトールは、自然界に広く存在する糖アルコールの一種で、特に白樺や野菜、果物に含まれています。人工的にも製造され、その甘味と虫歯予防効果から、多くの歯科衛生製品や無糖のガム、お菓子に利用されています。

キシリトールの虫歯予防効果
キシリトールは、虫歯の主要な原因であるミュータンス菌の活動を抑制することが科学的に証明されています。この菌は、砂糖やその他の発酵可能な炭水化物を酸に変え、歯のエナメル質を徐々に溶解させることで虫歯を引き起こします。キシリトールはこれらの炭水化物と異なり、ミュータンス菌が酸を生成するプロセスを阻害します。さらに、キシリトールの使用は唾液の流れを促進し、その結果、口内が中和され、より速く再石灰化が進むことがあります。

唾液の重要性とその効果
唾液は、口内環境を健康に保つために非常に重要な役割を果たしています。それは自然の洗浄システムとして機能し、食べかすや細菌の残留物を洗い流し、酸の影響を中和します。さらに、唾液に含まれるミネラルがエナメル質を再石灰化し、日常的に失われるミネラルを補充します。キシリトールガムを噛むことで唾液の分泌が促され、これらのプロセスが効果的に支援されます。

キシリトールガムの選び方と使用方法
市場には多種多様なキシリトールガムが存在しますが、選ぶ際にはキシリトールが主成分として含まれていること、その他の糖質が含まれていない事を確認してください。一般的に、歯磨きの後や食後にキシリトールガムを5分から10分間噛むことが推奨されています。これは食後の酸の影響を最小限に抑え、歯を保護するためです。
使用方法としてのポイントをいくつか解説します。
1.奥歯で咬む:基本的な咬合のトレーニングとして左右の奥歯で咬む事が大切です。
2.正しい姿勢で咬む:食事全般に言える事ですが、正しい姿勢で咬む事は口腔機能を高める第一歩です。
3.唇は閉めて:上唇をしっかり閉めて咀嚼します。「クチャクチャ」音が鳴るのはNGですよ。
4.唾液を飲み込む時は舌を上顎に付けて:舌突出癖は上顎前突や開咬など様々な歯列不正の原因となります。

まとめ
毎日の口腔ケアにキシリトールガムを取り入れることは、非常に簡単で効果的な虫歯予防策です。デンタルクリニックオアシスでは、患者様一人ひとりの健康な笑顔を支えるため、最適な口腔衛生指導を心がけています。キシリトールガムを使用することで、日々のケアがさらに向上し、長期的な口腔健康に寄与することでしょう。

今日もオアシスのブログをお読みいただき、ありがとうございました。皆様の口腔の健康に少しでも役立つ情報を提供できたことを嬉しく思います。お口の健康に関するご質問や不安があれば、いつでもデンタルクリニックオアシスまでお気軽にご相談ください。次回の更新もお楽しみに!

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