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2024.01.11
オアログ

ワインと歯の健康:赤ワインの真実

こんにちは、デンタルクリニックオアシスの歯科衛生士、今井です。ワイン愛好者の皆さん、特に赤ワインをお好みの方、今回のテーマは必見です。ワインと歯の健康についての真実を解き明かしていきます。

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まず、ワイン、特に赤ワインには健康に良いとされる成分が含まれています。例えば、ポリフェノールは抗酸化作用があり、心血管疾患のリスクを下げると言われています。しかし、口腔の健康との関係はどうなのでしょうか?

1. 良い点:虫歯予防への効果
驚くことに、赤ワインのポリフェノールには、虫歯を引き起こすバクテリアの活動を抑制する効果があることが、一部の研究で示されています。しかし、これを「赤ワインを飲めば虫歯にならない」と捉えるのは早計です。

2. 注意点:歯の変色とエナメル質への影響
赤ワインの色素は歯の表面に付着しやすく、長期間の摂取により歯が変色する可能性があります。また、ワインは酸味が強いため、エナメル質を徐々に溶かし、歯が脆くなるリスクがあります。ワインのPHは原料となるブドウの種類や醸造方法にもよりますが、2.9〜4.0となかなかの酸性度です。

3. ワインを楽しむためのアドバイス
ワインを飲んだ後は、すぐに歯を磨くのは避けましょう。酸がエナメル質を柔らかくしているため、ブラッシングによってダメージを受けやすくなります。代わりに、まずは水を口に含み、口の中をすすぐことをおすすめします。そして、30分程度経った後に歯磨きを行うと良いでしょう。

ワインは適量を楽しむことが大切です。また、口腔ケアを怠らず、定期的な歯科検診を受けることで、ワインを楽しみながらも歯の健康を保つことができます。

赤ワインの美味しさと健康効果を知り、それを適切に楽しむことで、美味しく健康的な生活を送ることができます。歯の健康に気を付けながら、秋の夜長に贅沢なひとときをお過ごしください。

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