長野市の歯科医院デンタルクリニックオアシスのブログをご覧の皆様こんにちは、歯科衛生士の今井です。
虫歯は子供の病気と思われがちですが、実は成人も無縁ではありません。年齢を重ねることで口腔内の状態が変わり、虫歯のリスクが高まることも。今回は、成人の虫歯に焦点を当てて考えてみたいと思います。
1. 老化と口腔の変化
成人となり、特に中高年になると唾液の分泌量が減少します。唾液は虫歯原因菌の産生する酸を中和する事で虫歯を予防する役割があるため、その減少は虫歯のリスクを高めます。
2. 薬物と口腔健康
高血圧や糖尿病などの疾患に対する薬物治療は、口腔内の乾燥を引き起こすことがあります。これも唾液の減少と同様、虫歯のリスクを増加させる要因となります。
3. 歯の摩耗
長い年月、食事をとることで歯は摩耗し、小さなクラックや隙間が生じることがあります。これらの部分は、細菌の侵入や食べ物の詰まりやすい場所となり、虫歯の発生源となる可能性があります。
4. 歯周病の影響
年齢とともに歯周病のリスクも増えることが知られています。歯周病が進行すると、エナメル質に覆われていない歯の根が露出することがあり、これが虫歯の発生につながることもあります。
対策は？
日常の適切なブラッシングとフロスを使ったケア、定期的な歯科検診はもちろん、食生活の見直しや水分摂取の増加も重要です。また、薬物を服用している場合は、口腔内の乾燥を感じたら医師や歯科医に相談することをおすすめします。
最後に、年齢を重ねることは避けられませんが、口腔の健康を維持する努力は私たち次第。私たちは口腔の疾患はかなりの部分で予防ができると考えています。デンタルクリニックオアシスでは、皆様の口腔の健康をサポートするための情報や治療を提供していますので、何か気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
皆様のご来院をスタッフ一同お待ちしています。
