こんにちは、デンタルクリニックオアシスの歯科衛生士、渋谷です。今日は私たちが日々の診療において活用しているツール、インカムについてお話したいと思います。
インカムとは、ポケットに入るサイズの小型トランシーバーのことを指します。オアシスで使用しているのはアルインコのDJ-PX31という機種です。一見、簡素な道具に見えますが、これが歯科医院でのスムーズな運営には不可欠な存在なのです。正直なところ、このインカム無しでの診療は考えられないと思うほど、超便利な道具なのです。
私たちデンタルクリニックオアシスでは、インカムを通じて各スタッフ間で患者さんの状況や病状の所見、待合室の状況などをリアルタイムで共有しています。
例えば、患者さんが診察室に入った瞬間から、「何時ご予約の浸麻CRの〇〇さんいらっしゃいました。◻︎◻︎担当です」「何時ご予約のSPT〇〇さんいらっしゃいました、△△担当です」「何時ご予約の〇〇さん、道が混んでいて5分ほど遅れるそうです」「3Mメンテで拝見している〇〇さんですが、左下6番の遠心ポケットから排膿を認めます。お痛みは無いそうです。先生確認お願い致します」「2番の○○さんの余剰セメント確認しました」「KOデンタルのTさんいらっしゃってます、先生何かありますか？」などなど。
その患者様一人一人の健康状態や口腔内の問題、医院に起こっている事柄を他のスタッフと速やかに共有し、必要ならば歯科医師へ迅速に情報を伝えます。これにより、歯科医師は診療に集中することができ、患者さんは適切な治療を受けることができます。
また、待合室の状況をリアルタイムで把握することも重要です。患者さんが待っている時間を最小限に抑え、快適な待ち時間を提供するためです。受付スタッフがインカムを用いて待合室の状況を他のスタッフに伝えることで、スムーズな診療の流れを保つことができます。
インカムはまた、緊急事態にも対応します。もし何か予期しない状況が発生した場合、インカムを用いてすぐに他のスタッフに連絡を取り、迅速に対応することが可能です。治療中に追加で必要な薬剤や器材が必要になった時などは、本当に重宝します。
これらの活用方法からもわかるように、インカムは私たちの診療においてコミュニケーションの円滑化を助け、患者さんへのサービスを高める役割を果たしています。これからも私たちは、より良い治療環境を提供するために、さまざまなツールを最大限に活用してまいります。
明日のブログでは、残存歯数と医療費の関係をオアシスの司令塔、受付の伊藤さんが書きます。明日も是非ご覧ください。
それでは、デンタルクリニックオアシスでお会いしましょう。歯科衛生士の渋谷でした。
