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2023.06.25
診療内容

歯のクラック(ひび割れ)対策と治療

こんにちは、歯科衛生士の栁澤です。今回は、歯にできるクラック(細かなひび割れ)についてお話しします。クラックは放置すると、さらなるダメージや感染の原因となりますので、早期発見と対策が大切です。

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まず、クラックの原因ですが、主に以下のようなものがあります。

  1. 咬み合わせの悪さや歯ぎしり、食いしばりによる圧力
  2. 突然の温度変化(例: 熱い食べ物の後に冷たい飲み物を飲む)
  3. 歯に過度の力が加わる事故や外傷
  4. 過度な歯の修復や矯正治療によるストレス

それでは、クラックに対する予防策と治療法を見ていきましょう。

予防策:

  1. 歯ぎしりや食いしばりの習慣を改善するため、ストレスを軽減する方法を取り入れましょう。リラクセーションや適度な運動などが効果的です。
  2. 突然の温度変化によるクラックを防ぐため、熱い食べ物や冷たい飲み物を同時に摂取しないようにしましょう。
  3. 定期検診を受け、歯の状態をチェックしてもらいましょう。咬み合わせの問題や歯の構造的な問題があれば、早期に対処ができます。
  4. 硬い物を噛むことを避け、歯に過度の力がかからないよう注意しましょう。

治療法:

  1. 軽度のクラックの場合、歯科医師が表面を磨いてかみ合わせの調整を行い、さらなるダメージを防ぎます。
  2. クラックが進行し症状が出始めている場合、レジンやセラミックの詰め物や被せ物(クラウン)で歯を補強し、保護します。
  3. 歯の神経が損傷されている場合、根管治療が必要となります。感染が広がらないよう、早めに治療を行いましょう。
  4. 重度のクラックで歯が救えない場合、抜歯とインプラントやブリッジによる補綴が必要となります。ただし、これは最後の手段であり、まずは可能な限り歯を保護・修復する方法を検討します。

クラックは初期段階では痛みや不快感が少なく、見逃されがちです。しかし、進行すると神経が刺激され、痛みや感度の低下が生じます。また、クラックが進行すると感染のリスクも高まります。定期検診で歯科医師によるチェックを受けることで、クラックの早期発見が可能です。

また、日頃から歯を丈夫にするために、適切な歯磨きやフロス、歯間ブラシの使用、バランスの良い食事など、基本的な口腔ケアを心掛けましょう。これらのケアがクラックやその他の歯のトラブルの予防に繋がります。

今回は、歯のクラックについてお話ししました。予防策と早期治療が大切ですので、日頃から口腔ケアに注意し、定期的に歯科医院を受診しましょう。お口の健康は全身の健康にも繋がります。デンタルクリニックオアシスでは、皆様の歯の健康をサポートいたします。お気軽にご相談ください。

明日は衛生士の渋谷さんの愛猫ちゃんが糖尿病になってしまったお話です。どうぞ明日もご覧ください。

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