こんにちは、オアシス歯科衛生士の瀧澤です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます!
昨日のブログで歯周病と全身疾患のお話をさせていただきました。今日は歯周病菌が血管から全身に周り動脈硬化の原因になるリスクについてのお話です。
歯周病菌が血管内に侵入し、動脈硬化を促進するメカニズムは以下のように説明されています。
直接的作用 歯周病菌は歯周ポケットから血流に入り、全身の血管に運ばれます。これらの菌が血管壁に付着し、炎症を引き起こすことで動脈硬化が進行します。動脈硬化は、動脈の内膜にコレステロールや脂肪が沈着し、狭窄や閉塞を引き起こす状態です。これにより、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患のリスクが高まります。
間接的作用 歯周病が進行すると、歯周組織で炎症反応が起こります。この炎症反応によって生成される炎症物質(サイトカインなど)が血流によって全身に運ばれ、血管内皮細胞の機能障害や動脈硬化の進行を促進します。
免疫反応 歯周病菌の一部は、血管壁に似た構造を持っています。これにより、免疫系が歯周病菌を攻撃しようとする際に、誤って血管壁を攻撃することがあります。この免疫反応が繰り返されることで、血管の損傷が進み、動脈硬化が促進されます。
歯周病の予防・治療が心血管疾患のリスク軽減につながることから、適切な口腔ケアと定期的な歯科検診が重要です。歯周病の早期発見と治療により、動脈硬化の進行を抑えることが期待できます。
デンタルクリニックオアシスでは、9名のプロフェッショナルの歯科衛生士が皆様の口腔内を観察し歯周病の悪化を「皆様と共に」防ぐお手伝いしています。歯周病が気になる方は、是非デンタルクリニックオアシスにご相談ください!