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2023.05.11
診療内容

歯周病と全身の健康

こんにちは!デンタルクリニックオアシスの衛生士・瀧澤です。

今回のブログでは、歯周病と全身の健康の関係についてお話しします。歯周病は、歯周ポケットに細菌が繁殖し、歯肉や歯周組織が炎症を起こす病気です。これが全身の健康に影響を与えることが分かっています。

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歯周病と全身疾患の関係は、「歯周病菌」と「炎症反応」が鍵となります。歯周病菌は、歯周ポケットから血流に入り、全身に拡散します。さらに、歯周病で炎症が起こると、炎症物質が血流によって全身に運ばれることが知られています。

歯周病と関連がある主な全身疾患は以下の通りです。

  1. 心血管疾患 歯周病菌が血管内に侵入し、動脈硬化を促進することが示唆されています。これが心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める可能性があります。

  2. 糖尿病 歯周病は糖尿病患者に多く見られます。歯周病が進行すると、血糖値が上昇し、糖尿病のコントロールが難しくなります。逆に、糖尿病が歯周病の進行を促すこともあります。

  3. 妊娠・出産 歯周病が進行すると、炎症物質が胎盤を通じて胎児に影響を与えることがあります。そのため、早産や低体重児出産のリスクが高まることが報告されています。

  4. 骨粗しょう症 歯周病の治療により歯周組織の炎症をコントロールできている人は、骨粗しょう症の治療を受けていなくても、骨密度の低下の進行を抑えることができていました。

これらのリスクを軽減するためには、歯周病の早期発見・早期治療が重要です。定期的な歯科検診で歯周病の兆候をキャッチし、適切なケアを行いましょう。また、日々の口腔ケアも大切です。適切なブラッシング、フロスや歯間ブラシを使った歯間ケア、舌苔の除去などを習慣化し、口腔内を清潔に保つことが歯周病予防に繋がります。

さらに、喫煙やストレス、不規則な生活習慣も歯周病のリスクを高める要因となります。生活習慣の改善にも努めて、全身の健康と歯周病の予防に取り組みましょう。

明日は歯周病菌と動脈硬化のお話をさせていただきます。

デンタルクリニックオアシスでは、9名の国家資格を持つ歯科衛生士が歯周病の早期発見と治療をサポートしています。定期検診やクリーニングで歯周病のリスクを把握し、必要に応じて適切な治療を提案いたします。歯周病が全身の健康に与える影響を軽減し、健康な口腔環境を維持するためにサポートいたします。

歯周病が気になった方は、お気軽にオアシスにご相談ください。

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